お宮参りは日本の古くからの伝統です

日本では、お宮参りの風習が古い過去から伝わっています。 いまでこそ衛生状態も良くなり、医学や薬学が発達したおかげで、出産した赤ん坊が健全に成長するのは極めて常識的なこととなりました。しかし、昔はそうではありませんでした。赤ん坊が生まれて1年を迎えるということ自体、当たり前のことではなかったのです。 そんな時代ですので、当時の人々は神を頼りにせざるを得なかったのです。赤ん坊が生まれたら、神社にお宮参りをして、その子が無事にそだつことを神に祈ったのです。時代を経ても、赤ん坊の健やかな成長を祈る親の気持ちは変わることはありません。 ITが発達した現代になっても、全国のあらゆる地域で、お宮参りをする習慣はしっかりと残っているのです。もちろん、それぞれの地域によって、時期であったり慣習が違っていることはあります。たとえば、岐阜県では、生まれてひと月前後でお宮参りに行くのが一般的ですが、土岐市周辺では赤ん坊の首が据わる110日目という地域もあるのです。最も大事なのは、赤ん坊の体調と母親のコンディションです。極端に暑かったり寒かったりする時期は避けるとか、また、神社の混雑の具合いを考えて、出かけやすい時期を選ぶことが大切です。

海津市にはお宮参りに人気の神社があります

岐阜県海津市に、千代保稲荷神社があります。平安時代に創建された歴史のある神社で、源八幡太郎義家にゆかりがあると伝えられています。稲荷神社といいますと、京都の伏見稲荷を総本宮とする神社として知られています。五穀や食べ物の神様をお祀りしています。稲荷神のお使いが狐とされているところから、狐の石像が至るところで見られます。海津市の千代保稲荷神社は、京都の伏見稲荷、愛知の豊川稲荷と並んで、日本三大稲荷の一つに数えられています。大変に由緒ある名社なのです。年始参りはじめ、1年を通して多くの人が参詣に訪れますが、お宮参りや七五三のときも境内は賑わっています。海津市の地元ではお千代保稲荷と呼ばれ、くだけて、おちょぼさんと言われることもあります。ちなみに、この神社でお宮参りをしたときは、こちらの境内では、お札やお守りなどは販売していません。それは、「先祖の御霊を千代に保て」という教えから来ているものです。そのかわり、門前町には約110店が軒を連ねていて、そこで縁起物が置かれています。千代保稲荷神社では赤ん坊の写真を撮る光景が多く見られます。ここで撮影した写真は、その赤ん坊が大きくなったときに、ほほえましく眺めることができます。